TOEIC Part1の攻略法|スグに使える4つのコツと勉強法

TOEICのパート1は写真があるので解きやすいですよね。

そのため、かえってコツや勉強法が分からない方も多いと思います。

そこで今回は、解き方のコツや注意点、本番までの勉強方法を詳しく解説していきます。

パート1は問題数は少ないものの、初心者でも短期間で正解率を上げやすいパートです。

しっかり準備をして、TOEIC本番で良いスタートダッシュが切れるようにしましょう!

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TOEIC Part1を攻略する|4つのコツ

まず、TOEIC Part1を攻略するための4つのポイントを押さえておきましょう。

TOEIC Part1の4つのコツ

一つずつ説明していきます。

パターンを知る(一人、二人以上または景色)

まずは出題パターンを押さえておきましょう。

パターンを知ることで、勉強法も見えてきます!

ご存知の通り、TOEICパート1はリスニングの写真描写問題です。

A~D4つの音声の中から、写真に一番合うものを一つ選んで答える問題です。

全部で6問あります。

写真には大きく分けて3つのパターンがあります。

  • 一人が写っている写真
  • 複数の人が写っている写真
  • 人が写っていない風景写真

ですが、読み上げられる文は、写真の種類によらず3つのパターンになります。

パターンと読まれる文の例は次の通りです。

TOEIC Part1の出題パターンと読まれる例文を表した表

これらの表現をしっかりと押さえておくことで、パート1の正答率はグッと上がります。

答えを予測する(ディレクションの間)

パート1が始まる時には冒頭にリスニング全体に関する説明と、パート1に関する説明が英語で流れます。

この部分はディレクションと呼ばれますが、事前に解き方を身に付けておけば聞く必要は全くありません。

実はこのディレクション、およそ1分30秒もあります!

この時間をぼーっと過ごさず有効に使いましょう。

このディレクションの間にパート1の写真に一通り目を通し、どこに着目した文が読まれそうか予想しておきます。

下の写真で練習してみましょう。

この写真では、何に着目すべきでしょうか?

スーパーマーケットのレジの風景

例えばこんな感じです。

  • お客さんが支払いをしている
  • 店員さんが商品を準備している
  • 次のお客さんが並んでる
  • カウンターにバナナが置いてある

この時、予測したポイントから英単語を思い浮かべておきましょう。

リスニング中のヒントになります。

今回の例では、次のような単語を思い浮かべておくと良いと思います。

customer 客
pay 支払う
clerk 店員
prepare 準備する
merchandise 商品
stand 立つ
wait for ~を待つ
banana バナナ
counter カウンター

似た発音に気を付ける

TOEICのリスニング問題には似た発音の単語を入れ、間違いを誘おうとするものがあります

いわゆる”引っ掛け”ですね。

例えば次のような問題です。

花屋のカウンターで接客する従業員の写真

読まれる選択肢は次の通りです。

A)One of the women is sweeping the floor.
B)One of the women is wrapping the merchandise.
C)One of the women is organizing a shelf.
D)One of the women is talking on a phone.

ここでの引っ掛けはAの”floor”です。

文字で見てしまうと簡単ですが、発音が”flower”とよく似ています。

まちがって”flower”と聞き取ってしまうと、Aを選んでしまいそうな問題です。

このような引っ掛けは多くはありませんが、出題はされる事があると心にとめておきましょう。

消去法を使う

消去法はパート1に限らず、全てのパートで使用できるテクニックです。

ただ、TOEICでは問題用紙にメモが取れないので、消去法には少し工夫が必要です。

私の場合は指を使ってメモ代わりにしています。

まず、(右利きなので)左手の小指~人差し指に選択肢のA~Dを割り当てます。

問題が始まる時に全ての指を少し浮かせておきます。

選択肢を聞きながら、間違いだと思う選択肢の指をおろしていきます。

残った選択肢(指)から正解だと思うものを選んでマークシートに回答します。

指を使って消去法をする時のやり方

もちろん他のやり方でも良いのですが、消去法を積極的に使って正答率アップを狙っていきましょう。

KIKO
KIKO

では、試験本番までにどう勉強すれば良いか、次で解説していきますね。

TOEIC Part1|正答率を爆上げする勉強法

パート1にはハッキリとした出題傾向があります。

次の3つの対策をすることで、正答率を劇的に上げることができます。

TOEIC Part1の3つの対策ポイント

詳しく説明していきますね。

頻出単語を押さえる

これはもう単純に語彙力を増やしましょうということです。

TOEICパート1というより、TOEIC全体的によく出てくる単語をしっかりと押さえておくと安心です。

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この、「銀のフレーズ」「金のフレーズ」の良いところは、その名の通り”フレーズ”で学べる点です。

単語で覚えても良いのですが、TOEICでよく見かけるフレーズが掲載されているので、スコアアップに直結します。

これらの教材を使って、TOEICによく出てくる単語を押さえておきましょう。

具体的な覚え方はこちらの記事を参考にしてみてください。

辞書で言葉を調べる人英単語の覚え方|プロが教える賢い暗記術

描写パターンに慣れる

攻略の4つのコツでもお話した通り、選択肢で読み上げられる描写には決まったパターンがあります。

文法で分類すると、次の4つになります。

文法例文
現在進行形A man is wiping a window.
be動詞を使った場所・状態Some books are on a chair.
~がある・いるThere are some benches in a park.
受け身A walkway is covered with snow.

ただし、文法と言ってもTOEICパート1に結びつけなければ意味がありません。

リスニング問題に取り組む時は、脳内では次のステップで処理されていきます。

①音を認識する
 ↓
②意味を理解する
 ↓
③写真に照らし合わせる
 ↓
④答えを選ぶ

文法というと、「②意味を理解する」に関係することは明白ですね。

しかし、その前の段階「①音を認識する」もしっかりとトレーニングしておかないと、②に進むことができません。

つまり、リスニングで文法を活かすには、ただ文法を復習するだけでは不十分だということです。

文法の復習と、音を認識するためのトレーニングを掛け合わせていきましょう。

音のトレーニングと言っても、難しいことではありません。

文法を復習する中で、正しい発音で音読するトレーニングを取り入れていけばOK。

詳しいトレーニング方法はこちらの記事で紹介していますので、こちらも要チェックです!

勉強中の机英文法の覚え方|プロが教える3ステップ学習法

言い換え表現を覚える

最後に言い換え表現までマスターできれば、TOEICパート1で満点を取ることも夢ではありません。

言い換えというのは、例えば次のようなものです。

  • car, bus ⇒ vehicle(乗り物)
  • camera, computer ⇒ equipment(機械)
  • chair, table ⇒ furniture(家具)
  • book, food ⇒ item(品物)/ merchandise(商品)
  • bag ⇒ luggage (旅行カバン)

このような言い換えは、沢山の問題を解き、スクリプト(音声の原稿)を見て一つ一つ覚えていくしかありません。

ですが、これもそうパターンは多くないので、問題集1冊を完璧にすればほとんどをカバーすることができます。

ここでオススメの教材はTOEIC公式問題集です。

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TOEICには、話し手の発音が次の4ヵ国から構成されます。

  • アメリカ
  • カナダ
  • イギリス
  • オーストラリア

TOEIC公式問題集にはこの4か国の発音全てが含まれていて、それぞれの発音に慣れることができるので、とてもにオススメです。

問題を一通り解いたら、音源と同じ発音・スピード・イントネーションを徹底的にマネをして、声に出して何度も練習しましょう。

スラスラとシャドーイングできる事が目標です。

詳しいトレーニング方法はこちらの記事で紹介しています。

英語のリスニングで効果を得た人英語のリスニング勉強法|初心者でも絶対上達する10ステップ

この方法でトレーニングをすれば、リスニング力は確実に上がります!

私はこの方法で、TOEICのリスニングで満点が取れる力を手に入れました。

ぜひ取り入れてみてください。

ここまで勉強法についてお話してきましたが、おすすめした教材は全て冊子になります。

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KIKO
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では、最後にTOEIC600点を目標にしている初心者の方向けに、本番で使えるウラ技を伝授します!

【目標600点】初心者向け|本番で使える2つのウラ技

目標が600点の方がパート1で注力すべきことは、分からなかった問題はすぐに諦めることです。

迷っている間にもリスニングの放送はどんどん進んでしまいます。

分からない問題に時間をかけて、解ける問題を聞き逃してしまう事態は絶対に避けましょう。

そのためは、次の2つのテクニックがおすすめです。

消去法で選択肢を減らせない場合はCを塗りつぶす

消去法はTOEICでは定番のテクニックですが、万能ではありません。

もし消去法を使っても選択肢が3つ以上残ってしまった場合には、まともに答えることは潔く諦めて”C”にマークしましょう。

なぜ”C”?

という声が聞こえてきそうですね。

これはただの例で、要は試験が始まる前に、分からない問題はどれをマークするか事前に決めておくことが大切だということです。

事前に「とりあえず」の答えを決めておけば、分からない問題に直面しても、サッとマークして次の問題への準備ができます。

TOEICは全パートで200問もの問題を解かなければいけません。

解ける問題にエネルギーを使いましょう!

現在進行形の受け身は選ばない

勉強法のところで、TOEICパート1に出題される主な文法を解説しました。

その主な文法の合わせ技、”現在進行形+受け身”の文が読まれる場合があります。

これは、例えば、

A dish is being removed from a table.
(皿がテーブルから下げられている。)

のように、「物が~されている最中だ。」という意味になります。

この例では、こんな写真が合いそうですね。

食器を片付ける店員の写真

実はこの”現在進行形+受け身”の文が正解になるケースはほとんどありません!

もし選択肢の中にこの”現在進行形+受け身”が読まれたら、選ばないようにしましょう。

”現在進行形+受け身”の文だと判断するポイントは”being”が入っているかどうかです。

”being”と聞こえたら、その文は選択肢から外してしまってOKです。

内容を理解せずに選択肢から外すのは少し邪道な気もしますが、TOEIC600点目標の方ならこの戦法は有効です。

もっと力をつけてから内容理解に努めれば良いので、今の段階では機械的に対応しましょう。

まとめ

今回は、TOEIC Part1で正答率を上げるコツと勉強法について解説してきました。

  • 出題パターンを知っておく
  • ディレクションの間に、写真から答えにつながりそうな単語を思い浮かべておく
  • 似た発音の単語に気を付ける
  • 消去法を存分に使う
  • TOEIC頻出単語を覚える
  • パート1によく出てくる文法を押さえる
  • 音(発音)も身に付けておく
  • 言い換え表現も対策する
  • 本番に近い教材を使う
KIKO
KIKO

The beginning is very important with anything you do.
(何事も最初が肝心。)

TOEIC Part1に自信をつけて、本番で良いスタートを切りましょう!

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