Hi, there. 英会話スクール講師のKIKOです。
今日はスクールの社会人の生徒さん達からよく頂く、こんな質問に答えていきたいと思います。
いまTOEIC300点台です。どうしたらスコアアップできますか?
単純にスコアアップと言っても、何点を目指すかによってやり方は違ってくると思います。
TOEIC初心者の方に私はいつも「600点を目指しましょう」と伝えています。
なぜなら、600点から履歴書に書けますし、しっかり基礎を積めば誰でも取得できるスコアだからです。
(TOEIC600点についてはこちらで詳しく解説しています。)
ということで、今回は社会人がTOEICスコアを300点から600点に上げるための方法を詳しく解説していきます。
この記事の目次
TOEICスコア300点台の社会人の3つ弱点
英語が苦手
TOEIC300点台の場合、学生時代に英語に苦手意識があった、またはほとんど勉強しなかった人が多いです。
あるいは、定期テストで平均点くらいを取れていた人でも、学校を卒業してから何年も経って忘れてしまった部分が多いという人もいます。
英語を勉強する習慣がない
TOEIC300点台の社会人で、英語を勉強する習慣のある人はごくわずかです。
というより、社会人で何かを学ぶことを習慣にしている人自体、そう多くはないと思います。
時間がない
これは多くの人が当てはまるのではないでしょうか。
日々仕事で忙しい社会人にとって、英語を勉強するための時間を取ることは、何よりも難しいことだと思います。
実は私は元SE。
毎日残業で帰宅が遅かったので、勉強時間が取れないことが最大の悩みでした。
TOEICスコア300点台から抜け出す!社会人向けのコツ
TOEIC300点台を抜け出すためにまずやるべきことは、上記の弱点をひとつずつ克服していくことです!
簡単な所から始める
英語が苦手またはキライな理由は、難しいと感じるからです。
これを克服するために、まずは簡単だと思えるところまで戻ってやり直しましょう。
本当に英語が苦手なら、中1からやり直すのもオススメです。
簡単だと思えるレベルから始めることで気持ちの良いスタートを切り、苦手意識を変えていきましょう!
英語を勉強する習慣を作る
実は、社会人になってから600点を取った人たちがやったことは、毎日勉強することだけです。
300点の人が600点を取るには約600時間かかります。
だからこそ、毎日続けることが大切なんですね。
毎日続けてさえいれば、いずれ600点は必ず取れます!
スキマ時間を積み重ねる
英語の勉強は、実はまとまった時間を取らなくてもOKです。
例えば、次のようなイメージです。
朝起きて 5分
通勤中(電車)20分
会社の昼休み 15分
トイレの中で 5分
歯磨き中 3分
食事の前に 2分
寝る前に 10分
合計 1時間
スキマ時間をうまく使って1日30分~1時間を目指しましょう!
休日などにまとまった時間が取れる場合は、積極的に勉強時間に充てましょう。
スコアアップが加速しますよ♪
【コラム】あま~い言葉には要注意
近年、「2カ月で600点突破」や「〇カ月で300点アップ」など、TOEICって簡単なのかも…と思わせるような言葉を見かけますが、これを真に受けてはいけません。
特にTOEIC600点までは基礎を固める地道な作業が何よりも効果的です。
そして、それは簡単でも、すぐにできるわけでもありません。
中には正しい情報を伝えているケースもありますが、毎日5時間勉強しなければこなせない内容など、社会人には向いていない場合がほとんどです。
このお話についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてくださいね。
3カ月でTOEIC爆上げ|初心者には絶対オススメしない理由TOEICスコア300点台|社会人のTOEIC対策3つのポイント
TOEIC600点のレベルとは?
TOEIC600点とは、履歴書に書ける基準の点数です。
具体的にはどんなことができるのでしょうか。
TOEIC600点のレベルを確認しておきましょう。
まずはTOEIC600点|レベル・時間・学習プランをプロが解説上記の記事にあるように、TOEIC600点というのは、ビジネスシーンで情報を受け取り・理解するための基盤が整った状態です。
TOEIC=ビジネス英語
のように思われがちですが、実はTOEIC500点取得に必要となる単語や表現は、日常会話でよく使われているものばかり。
そのため、500点までの基礎的かつ日常的な単語や表現をしっかり学ぶことが600点突破に直結します。
更には仕事や日常会話など実際の生活で役に立つ英語の基礎を養うことができます。
300点⇒600点までの行き方
600点突破には、効果的な学習法はもちろん大事なのですが、もっと大切なのがモチベーションの維持です。
300点から600点に上げるために必要な勉強時間はおよそ600時間。
毎日4、5時間勉強できる人はともかく、社会人は1日の勉強時間を沢山取れないことが多いため、600点突破には根気が要ることが分かりますよね。
1日1時間を2年弱続けるためには、モチベーションの維持が必須です。
モチベーションの維持には、試験で結果を出すことがとても役に立ちます。
ただ、初心者にはTOEICではなく、英検をオススメします。
実はTOEICは中級者以上向けの試験で、初心者のうちはなかなかスコアが上がりません。
詳しくはこちらで解説しているので、参考にしてください。
【悲報】初心者はTOEICスコアが伸びにくい!?3つの理由と対策法英検の魅力は何と言ってもレベル別になっていること。
社会人のように勉強時間が限られている人でも、今の英語力から少しずつステップアップができます。
また、実際に試験を受ければ合否判定がでるので、自分に力がついているのか一目瞭然ですよね!
英検2級保持者の平均TOEICスコアは550点と言われていますので、次の順に取り組むのがオススメです。
英検準2級までは実際に試験を受けて合格しましょう。
英検で合格するという成功体験が、モチベーションの維持につながります。
小さな成功を沢山積むイメージですね。
久しぶりの英検|社会人は何級から受けるべき?-現役講師が答えますちなみに、英検2級の受験は必須ではありません。
英作文と面接のレベルが結構高いからです。
最速でTOEIC600点を目指す場合は、過去問題の筆記&リスニングで7割正解できるレベルまで到達していればOKです。
英検2級レベルのリーディング力、リスニング力がついたら、TOEICの教材を使って対策を始めましょう。
では、次で具体的な勉強の仕方を解説しますね。
TOEICの王道勉強法
英語の勉強には王道のやり方が存在します。
まず、取り組む順序は次の通りです。
単語⇒文法⇒リーディング⇒リスニング
(英検の場合は、上記に加えて ライティング⇒スピーキング)
なぜなら、英語力は次の図のようになっているからです。
まずは土台となる単語・文法・音(発音)を身に付けましょう。
その他は、易しい→難しい順に進めていきます。
下から順に積み上げることで、無理なく安定感のある英語力をつけることができます。
具体的なやり方はこちらの記事をご覧ください。
英語講師が解説|社会人向けのTOEIC【王道】勉強法また、おすすめの教材についてはコチラで解説しています。
参考にしてみてください。
TOEICスコア300点台からイチ早く抜け出すには
日々忙しい社会人がスコアアップするのに一番大切なのは、根気よく継続することでしたね。
では、次に大切なのは何だと思いますか?
正解は、効率です。
英語の学習で効率を上げるための方程式は
正しい学習の仕方 × 時間
です。
やみくもに沢山やるよりも、正しい学習の仕方で進める方がスコアアップが速いのは明白ですよね。
ただ、初心者ほど正しい学習の仕方が分からないのが実際のところ…。
学習のやり方というのは、野球やゴルフで言う素振りみたいなものです。
初心者のうちは、正しいフォームも分からなければ、何を意識すべきなのかも分からず、素振りもままならないですよね。
それと同じです。
私のブログでも「学習法」のカテゴリーで具体的なやり方を紹介していますが、実際にやってみるとうまくいかないことや、本当にこれで良いのかと不安が出てくると思います。
なので結論、初心者のうちはスクールなど有料のサービスを頼ることが一番効率が上がります。
プロから直接正しい学習の仕方を学び、体得するのがオススメです。
初心者のうちに正しいやり方を体得してしまえば、その後は自分の力で何とでもなります。
(…と言いつつ、実は上級者ほど有料サービスを利用している方が多いのですが。)
スクールは料金が気になる…という方には、スタディサプリEnglish|TOEICコースがオススメです。
- スマホでどこでも学習できる
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- 演習問題の量が豊富(TOEIC20回分相当)
- 動画で文法やテクニックが学べる
- スキマ時間に取り組みやすい
カリスマ講師の講義動画が視聴できたり、AI搭載で効率の良い学習が期待できます。
無料体験がある点もおすすめの理由のひとつです。
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まとめ
今回はTOEIC300点台の方が600点を突破するための方法を解説してきました。
- 300点台の弱点を知る(苦手意識・学習習慣の欠如・時間がない)
- 300点台の弱点を克服する(簡単なところから始める・続ける・スキマ時間を使う)
- 英検を活用してモチベーションを維持する
- 英検準2級まで合格する
- 英検2級の筆記&リスニングで7割正解できたらTOEIC対策を始める
- 正しい学習の仕方 × 時間 を意識する
- 有料サービスで正しい学習の仕方を教えてもらう
Rome was not built in a day.(ローマは1日にして成らず)
根気よく行きましょう。
応援していますよ!