Hi, there! 現役英会話スクール講師のKIKOです。
いきなりですが、TOEICクイズです。
- 初心者が最初に目指すべきTOEICスコアは何点でしょうか。
- TOEIC600点はどんなレベルでしょうか。
1問目はきっとすぐに答えが分かりますね!
答えは「600点」です。
TOEIC600点があれば履歴書に書けますし、旅行や出張などで使えます。
では、2問目はどうですか?
答えは「英検2級レベル」または「高校卒業レベル」です。
意外とレベルが高い!と思った方も多いのではないでしょうか。
実際に多くの初心者の方が、TOEICで600点を達成するのには結構な時間がかかっています。
なぜなら、基礎固めが必須だからです。
ですが、TOEIC600点というのはそれだけの時間と労力をかける価値があります!
- 初心者が600点を目指す理由
- TOEICで600点を持っている人ができること
- 600点を取るのに必要な勉強時間
- 学習計画の立て方
TOEIC600点を取るメリットと必要な勉強時間を知り、今日、初めの一歩を踏み出しましょう!
この記事の目次
TOEIC600点を初心者が目指すべき理由
初心者がTOEIC600点を目指すべき理由は3つあります。
一つずつ説明しますね。
履歴書に書ける
TOEIC600点というのは、履歴書に書ける基準スコアです。
就職活動が有利になることは言うまでもありませんね。
転職予定のない社会人の方でも、会社から資格祝い金が出たり、昇進に役立つこともあります。
社会全体にも目を向けてみましょう。
昨今のコロナ事情でネットワーク技術が向上し、またユーザー側もオンライン上でのやり取りに利便性を感じています。
これにより、今まで以上にグローバル化が進んでいる状況で、TOEICは一層注目を集めています。
いまやTOEIC600点というのは、「履歴書に書ける」というただの数字以上の価値があると言えそうですね。
コミュニケーションの基本が身に付く
TOEIC600点のリスニング力とリーディング力があれば、相手の主旨が理解できるようになります。
コミュニケーションは「言葉のキャッチボール」とも言われますよね。
TOEICでは、「受け取る」時に必要なスキルであるリスニングとリーディングが鍛えられます。
相手の言いたい事が分かることは、コミュニケーションの第一歩です。
だれでも達成できる
TOEIC600点は、英語が苦手な方でも達成できます。
TOEIC600点の英語レベルは、高校卒業レベルとほぼイコールです。
単語数で言えば約6,000語。
そこに文法の知識が必須になります。
その単語と文法を身に付けた上で、TOEICの試験対策をしていきます。
結構な量だと思いますが、これをこなすのに頭の良さや得意・不得意は関係ありません。
英会話スクールの講師としておよそ500人を指導してきた経験上、ほとんどの初心者の方の問題点は次の2つだと感じています。
- 正しい勉強法を知らないこと
- 英語を勉強する習慣がないこと
この2つさえ克服できれば、あとはひたすら突き進むのみです!
KIKOえいごでは、初心者向けの正しい勉強法も多数発信しています。
参考にしてみてくださいね。
では、TOEIC600点レベルの英語は実際にどれだけ役に立つのでしょうか?
TOEIC600点を持っている人は何ができる?
TOEIC600点は「英検2級レベル」または「高校卒業レベル」だということはお話しましたね。
では、実際にそのレベルの人は英語で何ができるのでしょうか。
日常、就職活動、ビジネスの3つのシーンで例を挙げていきます。
よくある場面は自分の力で対応できるレベルですね。
他にも理系企業ではTOEIC600点を持っていると有利になる場合があります。
ビジネスシーンでも、主要なトピックなら概要を理解できるレベルです。
TOEICはリスニングとリーディングの試験なので、同じTOEIC600点取得者でもスピーキング力にはばらつきがあります。
知っている単語を並べて何とか切り抜けられる人もいれば、ある程度まとまった文で詳細を伝えられる人もいます。
TOEICスコアだけでなくスピーキング力もつけたい人は、スピーキング力も同時に鍛えることをおすすめします。
TOEIC600点を取るのに必要な勉強時間
TOEICのスコアを100点アップさせるのに、200時間必要だと言われています。
600点を取るのに必要な時間は、現在のTOEICスコアによって異なります。
現在のスコア | 必要な勉強時間 |
---|---|
200~250 | 800時間 |
250~300 | 700時間 |
300~350 | 600時間 |
350~400 | 500時間 |
400~450 | 400時間 |
450~500 | 300時間 |
500~550 | 200時間 |
550~ | 100時間 |
もし現在のスコアが分からない場合は、CASEC(キャセック)を受けてみましょう。
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CASECについてはこちらで詳しく解説していますので、参照してみてください。
【CASEC vs TOEIC】違いと使い分けをプロが徹底解説必要な勉強時間が分かった所で、学習計画を立てていきましょう。
学習計画の立て方
計画を立てる時はゴールから逆算します。
ここでポイントになるのが次の3つです。
この3つのバランスを取っていきます。
例えば、週休2日の正社員Aさんの場合。
現在のTOEICスコア | 300点 |
目標達成の時期 | 半年後 |
必要な勉強時間 | 600時間 |
1日に取る勉強時間 | 平日1時間、休日2時間 |
1日に取れる勉強時間を中心に考えると、600時間を達成するのに1年5カ月かかります。
とても目標の半年後には間に合いません。
そこで次の3つの選択肢から1つ選んでバランスをとっていきます。
①の場合、平日2時間、休日8時間の勉強時間を取れば達成できます。
②の場合、目標達成の時期は1年5カ月後になります。
③の場合は自分のさじ加減で柔軟に変えることができます。
例えば、平日2時間、休日4時間の勉強時間を取ることで、目標達成の時期は8カ月後になります。
このようにして、600点達成までの学習計画を最初に立てておきましょう。
その後の勉強を効率よく進めることができますよ!
学習計画が決まったら、いよいよ勉強開始です。
効果的な学習方法でトレーニングを積み重ね、最短距離を進みましょう!
まとめ
今回は、TOEIC600点がどのようなレベルなのか、また600点を取るために必要な勉強時間についてお話してきました。
- TOEIC600点はだれでも取れる
- TOEIC600点は旅行、就活、ビジネスで使える
- TOEICは100点アップするのに200時間必要
- ゴールから逆算して計画を立てる
Practice makes perfect.(継続は力なり)
根気よく行きましょう。応援していますよ!