HI, there! 現役英会話スクール講師のKIKOです。
昨今のコロナ禍を背景に、オンラインで受けられる英語力判定テストとして、CASEC(キャセック)が注目を集めています。
CASECは自宅のパソコンからたった40分で現在の英語力を知ることができる、オンラインテスティングサービスです。
さらに、TOEICや英検など他の資格試験の換算スコアも同時に知ることができる優れものです。
今回は、このCASECとTOEICの違いを詳しく解説するとともに、プロ目線の使い分けについてもお伝えしていきますね。
CASECとTOEICの両者を上手に使い分けることで時間や費用を節約できるうえ、学習効率が格段に上がります!
ぜひ最後までお読みください。
- CASECの概要
- CASECとTOEICの違い
- 両者の使い分け
- 対策の仕方
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この記事の目次
CASEC(キャセック)とは?
ここでは、CASECの概要を解説していきます。
CASECの特徴とメリット
CASECとは、英検が開発したオンラインで受験できる英語力判定テストで、次のような特徴とメリットがあります。
- 24時間いつでも受験できる
- 試験時間が短い(40~50分)
- 価格が安い(3,667円/回)
- 試験終了後すぐに結果が受け取れる
- TOEIC目安スコア、英検の目安級が分かる
- 学習に役立つアドバイスがもらえる
ただし、タブレットやスマートフォンでは受験できないので注意しましょう。
環境チェック機能があるので、受験する場合は事前に知らべておくと心配ないですね。
試験内容とレベル
試験は次の4つのセクションに分かれています。
Section1 | 語いの知識 |
Section2 | 会話表現の知識 |
Section3 | リスニング・概要理解 |
Section4 | リスニング・詳細理解 |
Section1~3は4つの選択肢から1つを選ぶ、四肢択一。
Section4は聞き取った英語をキーボードで入力する記述式です。
出題される問題の難易度は1問ごとに変わります。
- 正解すると・・・次の問題の難易度が上がる
- 不正解だと・・・次の問題の難易度が下がる
この点は、他の試験とは大きく異なる点です。
視力検査のようなイメージですね。
このような方式をとる事で、少ない問題数でも正確に英語力を判定することができるんです。
問題のレベル(難易度)は、英検で例えると5級~1級までの全ての級に対応していますので、初級者~上級者のだれでも正しく英語力が測定できます。
スコアレポート(結果)
テストが終わるとすぐに結果が表示され、スコアレポートで詳細が確認できます。
こちらでは具体的なアドバイスとデータを見ることができるので、こちらもとても参考になります。
試験結果はCASECのスコアの他にも、TOEICスコア目安、英検級目安も記載されます。
TOEICや英検の換算は”目安”ではありますが、腕試しや学習計画には十分参考になります。
試験結果の下にはレベル判定が記載されます。
レベルは総合とセクション別の2種類あり、
- 何が理解できているか
- 英語で何をすることができるか
が、具体的に書かれています。
自分が実際にどのくらい英語を使えるのか知ることで、より客観的かつ現実的に自分の英語力を把握することができますね。
2ページ目には各種データと学習アドバイスが書かれています。
学習アドバイスは弱点を克服するためのヒントになりますよ!
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CASECはとても便利なサービスなのですが、TOEICとは受けるべきシーンが違います。
両者の違いを次で説明しますね。
CASECとTOEICの違い
この2つは、次のような点で違いがあります。
- 用途と利便性
- 試験内容
- スコア
それぞれ解説していきますね。
用途と利便性
CASECとTOEICの用途と利便性の違いを表にまとめてみました。
CASECは今の実力を手軽に測定することができるので、現状の把握や学習計画を立てる時に大変便利です。
「現状を知る」ことが主な用途なので、対策をする必要はありません。
一方、TOEICは正式に提出する英語資格として重宝されています。
CASECでも履歴書に添付できる証明書を発行できますが、ビジネスシーンではその認知度の高さからTOEICのスコアを提出することがほとんどです。
また、TOEICは日本国内だけでなく世界中で認知されているのも、TOEICが信頼される資格である理由の一つと言えますね。
しっかり対策をして、より高いスコアを提出しましょう。
CASECは受験のしやすさが魅力。
TOEICは幅広く通用する資格です!
試験内容
試験内容の違いは次の通りです。
CASEC | TOEIC | |
---|---|---|
試験時間 | 40~50分 | 2時間 |
問題数 | 60問 | 200問 |
測定スキル | 単語、文法、リーディング、リスニング | 単語、文法、リーディング、リスニング |
問題のレベル | 受験者によって変わる | 受験者が全員同じレベルの問題を解く |
回答形式 | Secton1~3:4択 / Section4:記述 | 4択/Part2のみ3択 |
測定スキルはどちらもほとんど同じですが、CASECのリーディング力には長文読解力は含まれません。
スコア
CASECには独自のスコアがあります。(各セクション250点満点、合計1000点満点)
受験後、CASECのスコアを基にTOEIC目安スコアが算出されます。
CASECスコアとTOEIC目安スコアの対応は次の通りです。
経験上、TOEIC換算スコアの精度はかなり高いと感じています。
CASECとTOEICの使い分け
両者の特徴を踏まえて使い分けていくことで、時間・費用の節約と学習効率アップが狙えます。
- 今の実力を知りたい人
- これからTOEICの対策を始める人
- しばらくTOEICや英検を受けていない人
これからTOEIC対策を始める人や、ある程度学習してきた成果を試したい人にはCASECがおすすめです。
CASECならいつでも自宅で受けられるうえ、受験料もTOEICの半分ほどです。
結果もすぐに出るので、学習の計画を立てたり、学習の軌道修正をするのにも便利ですね。
今日計画を立てて、明日から学習をスタートできます!
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- 履歴書にスコアを書きたい人
- 学校や会社にスコアを提出する人
- TOEICの試験に慣れたい人
TOEICのスコアを提出する予定のある人は、TOEICの受験が必須になります。
履歴書に書けるのは、一般的に600点以上になります。
ひとによって必要なスコアは異なりますが、TOEICを受験する場合はしっかりと対策をしてから臨み、必要なスコアを1,2回の受験で取得できると良いと思います。
CASECは腕試しや学習計画に。
TOEICはここぞという時に受験するのがおすすめですよ!
対策の仕方
CASECとTOEICの違いでも説明しましたが、試験対策については次の通りです。
- CASEC ⇒ 対策の必要なし
- TOEIC ⇒ 対策の必要あり
CASECは腕試し的な要素が強いテストなので、CASEC専用に試験対策をする必要はありません。
一方で、TOEICは正式な資格として各所に提出するものなので、しっかりと対策をしてから試験に臨みましょう。
TOEICの対策は現在のスコア別に2通りのオススメがあります。
- TOEIC 500点以上の中・上級者 ⇒ スタサプTOEIC
- TOEIC 500点未満の初心者 ⇒ 英検からスタート
それぞれに説明していきますね。
TOEIC 500点以上の中・上級者
基礎力がある程度ついている中・上級者の方は、スタディサプリEnglish|TOEIC対策コースをおすすめします。
スタサプTOEICのおすすめポイントは次の5つです。
- スマホでどこでも学習できる
- 月額3,278円と良心的な料金設定
- 演習問題の量が豊富(TOEIC20回分相当)
- 動画で文法やテクニックが学べる
- スキマ時間に取り組みやすい
TOEICのスコアアップに必要な学習時間は、100点アップさせるのに最低200時間と言われています。
スタサプTOEICは、スキマ時間を使って効率良く学習することができるので、忙しい方には特におすすめです。
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TOEIC 500点未満の初心者
残念ながら、このレベルの方はTOEICに挑むには基礎力が足りない可能性が高いと考えられます。
TOEICは中級者以上向けの試験なので、まずは英検を目標にして基礎力をつけてから、TOEICを受験することをおすすめします。
英検から始めるメリットや、対策方法はこちらの記事で解説しているので、こちらもぜひチェックしてみてくださいね。
【悲報】初心者はTOEICスコアが伸びにくい!?3つの理由と対策法まとめ
今回は、CASECとTOEICの違いと使い分けについて解説してきました。
- CASECは自宅のパソコンで受けられる
- CASECはテスト終了後すぐに結果が見られる
- CASECを受けるとTOEICスコアも分かる
- CASECの受験料はTOEICのおよそ半分
- 実力を知るにはCASECがおすすめ
- 正式な書類にはTOEICが必要
- TOEIC 500点以上の中・上級者はスタディサプリEnglishでTOEIC対策
- TOEIC 500点未満の初心者は英検から始める
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CASECとTOEICを組み合わせて、時間・費用・学習の効率を上げていきましょう。
Time is money!(時は金なり)