リスニングの勉強は毎日やっているのに全然上達しない・・・。
TOEICのリスニング、part3とpart4がさっぱり分からない。
と思っているそこのあなた!
毎日英語を聞き流すだけで終わっていませんか?
残念ながら、英語を聞き流すだけではリスニングは上達しません。
なぜでしょうか?
リスニングができない原因は、主に6つがあります。
- 単語の意味が分からない
- 発音が分からない
- 文法を知らない
- 英語の語順に慣れていない
- 音のつながりが身についていない
- 自分のレベルに合っていない
原因が分かれば対策ができますね!
つまり、
- 単語の意味が分かる
- 発音できる
- 文法を知っている
- 英語の語順に慣れている
- 音のつながりが身についている
⇒自分のレベルに合った英語はしっかり聞き取れるし、さっと理解できる!
ということですね。
今回は誰でも確実にリスニング力をアップさせることができる、テッパン勉強法をお伝えしていきます。
- リスニングが上達する仕組み
- 確実に身につけるためのポイント
- 具体的な勉強法
リスニングは試験だけでなく、日常会話にも必須のスキルです。
正しい勉強法でリスニング力をアップして、得意分野にしていきましょう!
この記事の目次
英語のリスニングに絶対に必要なもの
リスニングの勉強を始める前に、身に付けておくべきものがあります。
それは、
- 単語
- 文法
- 音
の3つです。
単語を知っていることで、一つ一つのことばの意味が分かります。
文法を知っていることで、全体の意味が分かりますね。
音というのは発音のことです。
リスニングでは、単語の音を聞いて意味が瞬時に理解できるようになる必要があります。
単語を学習するときには必ず声に出して練習し、発音もマスターするようにしましょう。
実はこの3つは、英語力の土台になっています。
土台がしっかりしていると、リスニング(聞く)などのスキル習得スピードは2倍、3倍になります。
まずは、しっかりとした土台作りから始めましょう。
英語が聞き取れる仕組み
聞き流すだけで英語力がアップ!
などの広告を目にしますが、実際のところ、ただ聞き流していてもリスニングはなかなか上達しません。
(聞き流しでリスニングが上達するのは幼い子供だけです。)
次の図は、英語を聞いたときに処理する順序を示しています。
まず、耳で音を聞き取ります。
次に、文法を確認します。
そして、単語と文法をもとに意味を理解します。
つまり、リスニング力を上達させるには、まずは音と文法を学んで意味を理解し、それから練習していくことで徐々に上達していきます。
例えば、野球でボールを打てるようになるには、ざっくり次のようなステップを踏むと思います。
英語のリスニングも同じ同じです。
これをくり返していくことで、少しずつ、英語を聞いてさっと理解することができるようになってきます。
英語も体に叩き込むんですね(笑)
さっそく勉強を始めたいんですが、何を、どのくらい、どうやってやれば良いんですか?
そうなんです。
正しく聞き取って、一瞬で理解できる領域を目指して、くり返し練習します!
勉強を始める前に4つのポイントを押さえておきましょう。
リスニング勉強法を成功に導く4つのポイント
それぞれ説明しますね。
教材のレベル
教材は、少し簡単だと感じるものを選びましょう。
たいていの日本人がリスニングよりもリーディングの方が上手にできます。
ですので、スクリプト(音声の原稿)を見て少し簡単だと思うものを選ぶと始めやすいです。
逆に自分のレベルより高いものから始めてしまうと、挫折する原因になりますので注意してください。
TOEIC初心者向けの参考書|プロが選んだ本当に役立つ16冊こなす量
音声の完全再現ができるまで、徹底的に声に出して練習します。
大切なのはこの1点のみです。
基本的に自分が言えるものは必ず聞き取ることができます。
ですので、自分が言えるものを増やすことがリスニング力アップの近道です。
ここでの「言える」というのは、
正しい発音、音声と同じイントネーションとスピードで言いつつ、意味も同時に理解できるレベル
を指しています。
音だけを暗記して意味がおろそかになったり、逆に意味は理解していてもカタカナ英語だったりでは効果は今一つになってしまいます。
語順の違い
語順が違うことを理解し、聞いた順に意味をとれるようになりましょう。
英語と日本語では、言葉を並べる順序(語順)が違います。
解答や解説に載っている日本語訳はきれいな文章に直されているのですが、英語を聞くときはそのような整った日本語に直していては間に合いません。
ふだんから、耳に入った英語を聞こえてきた順に理解するクセをつけましょう。
それができるようになるためには、もちろん練習が必要です。
練習(勉強)の段階ではスクリプト(音声の原稿)を使って英語の語順を確認します。
実際には、スクリプトを前から読んで意味の区切れにスラッシュ”/”を入れていきます。
そしてスラッシュの塊ごとに、カタコトの日本語にしていきます。
例えば、
I went to a sushi restaurant with my family last Sunday.
という文。
整った日本語に直すと
私は先週の日曜日に家族と寿司屋に行きました。
となりますね。
では、スラッシュを入れて、塊ごとにカタコトの日本語にしてみましょう。
I went to a sushi restaurant / with my family / last Sunday.
私は寿司屋に行きました/家族と一緒に/先週の日曜日
これでも十分に文の意味は分かりますよね。
こうすることで日本語と英語の語順の違いを理解することができ、聞いた順に理解することができるようになります。
このテクニックはリーディングにも応用できるので、一石二鳥です!
スラッシュを入れる位置に決まりはありません。
自分が一瞬で意味を理解できるくらいの塊がちょうど良いです。
ちなみに、次のような箇所はスラッシュを入れる目安になりますので、迷ったときは参考にしてみてください。
- 前置詞(at, on, with など)の前
- コンマの直後
- 接続詞(because, that など)の前
- 不定詞・分詞の前
音の変化
英語は塊になると音が変化する場合があります。
例えば、こちらの3つ。
have to
there is
in a box
単語単位で読むと発音は次のようになりますよね。
ハヴ トゥ
ゼア イズ
イン ア ボックス
ですが、ネイティブは次のように発音します。
ハフトゥ
ゼァリズ
イナバックス
このような変化を聞き取れるようになるには、自分が正しく発音できるように体に叩き込む必要があります。
変化の種類は色々あるので、都度確認してマネしていきましょう。
では、この4つのポイントを押さえたうえで、次の10ステップで勉強を進めていきましょう。
英語のリスニング力を確実に上げる!10ステップ勉強法
1つの音声に対して、次の10ステップで勉強していきます。
英辞郎 on the web が便利です。
I went to a sushi restaurant / with my family / last Sunday.
単語の発音、音の変化、イントネーション(抑揚)に注意する
音声に自分の声を重ねるように、スクリプトを読み上げる
スクリプトは見ていてOK
自分の発音、イントネーション、スピードが合っているかチェックする
スクリプトは見ない
音声の1秒後を追いかけるように声に出してマネをする
耳の集中力と口の筋肉を100%活用する
追いつけない所はstep5に戻る
スクリプトを見て、自分のMAXスピードで読み上げる
3周連続で淀みなく読み上げられるようになるまで繰り返す
step7と同じように行う
音声がゆっくり・はっきり聞こえてびっくりすると思いますよ!
step1とstep10の差が、このトレーニングの成果です!
自分の頑張りを褒めてあげましょう!
全体を数日に分けて進めてもOKです。
step10で自信を持って「100%」と書けるようになるまでくり返し練習しましょう。
まとめ
今回は誰でも確実にリスニング力をアップさせることができる、テッパン勉強法について解説してきました。
- リスニングの勉強を始める前に、単語・文法・音を学習しておく
- 少し簡単だと感じるレベルから始める
- 音の変化を体得する
- 日本語と英語では語順が違う
- 英文は、塊ごとに聞こえてきた順に意味をとる
- 10ステップ勉強法で自分が言えるようになる
Practice makes perfect!(継続は力なり)
応援しています!!