英語のリーディング勉強法|初心者でも絶対身に付く7ステップ

英語のリーディング勉強法

KIKO
KIKO

HI, there! 英会話スクール講師のKIKOです。

英語の長文を読むのってすごく大変じゃないですか?

長い文章を目の当たりにすると、相当気合を入れないと始められないし、いざ取り掛かっても意味がよく分からなくて眠くなってしまう・・・。

なんていう方も正直珍しくありません。

長文を読むことは、なぜそんなに大変なのでしょうか?

主に5つの原因が考えられます。

  • 単語の意味が分からない
  • 発音が分からない
  • 文の構造が分からない
  • 英語の語順に慣れていない
  • 自分のレベルに合っていない

原因が分かれば対策ができますね!

つまり、

  • 単語の意味が分かる
  • 発音も分かる
  • 文の構造が理解できる
  • 英語の語順に慣れている

⇒ 自分に合ったレベルの文章は簡単に読める!

ということですね。

今回は誰でも確実にリーディング力をアップさせることができる、テッパン勉強法をお伝えしていきます。

この記事の内容
  • リーディングが上達する仕組み
  • 確実に身につけるためのポイント
  • 具体的な勉強法

リーディングはどんな試験でも配点が高いことが多いです。

正しい勉強法でリーディングを得意分野にしていきましょう!

英語のリーディングの勉強に絶対に必要なもの

リーディングの勉強を始める前に、身に付けておくべきものがあります。

それは、

  • 単語
  • 文法

の3つです。

単語を知っていることで、一つ一つのことばの意味が分かります。

文法を知っていることで、全体の意味と構造が分かります。

音というのは発音のことになりますが、私たちは英文を黙読している時でも、頭の中で音読しています。

なので、音を知らない、あるいは実際に声を出して音読できない文章というのは、黙読でも読めないんですね。

また、この3つは英語力の土台にもなっています。

英語力の全体像

土台がしっかりしていると、リーディング(読む)などのスキル習得スピードは2倍、3倍になります。

まずは、しっかりとした土台作りから始めましょう。

KIKO
KIKO

単語文法の学習の仕方もチェックしておきましょう!

リーディングが上達する仕組み

何の策も無くただ沢山読んでも、リーディングはなかなか上達しません。

まずは理屈を学び、それから練習をすることで、徐々に上達していきます。

例えば、野球でボールを打てるようになるには、ざっくり次のようなステップを踏むと思います。

野球の場合の踏むべきステップ

英語のリーディングも同じ同じです。

リーディングの場合の踏むべきステップ

これをくり返していくことで経験値が上がり、だんだんと1回読んだだけで理解することができるようになってきます。

男性
男性

英語の勉強って意外と体育会系なんですね(笑)
さっそく勉強を始めたいんですが、何を、どのくらい、どうやってやれば良いんですか?

KIKO
KIKO

そうですね。
英語は筋トレみたいなところありますよ!
では、勉強を始める前に3つのポイントを押さえておきましょう。

リーディング勉強法を成功に導く3つのポイント

リーディング勉強を成功に導く3つのポイント

それぞれ説明しますね。

教材のレベル
  • 少し簡単だと思うものを選ぶ
  • 意味と構造がさっと理解できるようになったら、少し上のレベルに進む

この勉強法では、意味だけでなく一つ一つの文の構造もしっかりと分解・分析していきます。

この作業に結構な時間と労力がかかるので、少し簡単だと感じるくらいの段階から始め、少しずつレベルアップしていくと続けやすいです。

KIKO
KIKO

逆に自分のレベルより高いものから始めてしまうと、挫折する原因になりますので注意してください。

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こなす量
  • 狭く・深く・たくさんを意識する
  • 沢山やればやるほど、色々なパターンの文章が読めるようになる
  • しかし、意味や構造が分からないまま沢山やることは意味がない

試験日が迫っているような場合は、焦りから学習が広く・浅くなりがちです。

リーディングの上達は、全体の意味と文の構造を理解することが何よりも近道です。

量より質を大切にしてください。

日本語との違い
  • 語順が違うことを理解する
  • 読んだ順に意味をとる
  • 戻り読みをしない

英語と日本語では、言葉を並べる順序が違います。

解答や解説に載っている日本語訳はきれいな文章に直されているのですが、自分で英文を読むときはそのような整った日本語に直す必要はありません。

英語を前から読んで意味の区切れにスラッシュ”/”を入れていきます。

そしてスラッシュの塊ごとに、カタコトの日本語にして英語の順番のまま理解するクセをつけましょう。

例えば、

I went to a sushi restaurant with my family last Sunday.

という文。

整った日本語に直すと

私は先週の日曜日に家族と寿司屋に行きました。

となりますね。

では、スラッシュを入れて、塊ごとにカタコトの日本語にしてみましょう。

I went to a sushi restaurant / with my family / last Sunday.

私は寿司屋に行きました/家族と一緒に/先週の日曜日

これでも十分に文の意味は分かりますよね。

こうすることで日本語と英語の語順の違いを理解することができ、読むスピードも格段にアップします。

KIKO
KIKO

このテクニックはリスニングにも応用できるので、一石二鳥です!

スラッシュを入れる位置に決まりはありません。

自分が一瞬で意味を理解できるくらいの塊がちょうど良いです。

ちなみに、次のような箇所はスラッシュを入れる目安になりますので、迷ったときは参考にしてみてください。

  • 前置詞(at, on, with など)の前
  • コンマの直後
  • 接続詞(because, that など)の前
  • 不定詞・分詞の前
KIKO
KIKO

では、この3つのポイントを押さえたうえで、次の7ステップで勉強を進めていきましょう。

英語のリーディング力を確実に上げる!7ステップ勉強法

1つの長文に対して、次の7ステップで勉強していきます。

全文:知らない単語を調べる(意味、発音)

英辞郎 on the web が便利です。

1文ずつスラッシュを入れる

I went to a sushi restaurant / with my family / last Sunday.

スラッシュごとに日本語に訳して意味を確認する
塊ごと日本語に訳した例
文の構造を理解する

主語と動詞を見つける
何が何を修飾しているのか確認する

文の構造解析例
文の構造
step4で分からなかった文法を調べる

文法学習で使ったテキストで調べるか、ネットで確認してもOK。

1文ずつ内容をまとめる

主語、動詞、目的語をヒントに、その文で筆者が一番伝えたいことを見抜く。
例えば
I went to a sushi restaurant with my family last Sunday.
であれば、最重要ポイントは
I went to a sushi restaurant
になります。
英語では、「重要なことは先に言う」のが基本のルールです。

全文:音読して仕上げる(5回)

step2~6の作業が全文終わったら、音読して仕上げる。
意味と構造を意識しながら声に出して読む

この7ステップで勉強すれば、確実にリーディング力はアップしますよ!

根気よく頑張りましょう。

KIKO
KIKO

前半のステップは時間がかかります。

全体を数日に分けて進めてもOKです。

まとめ

今回は誰でも確実にリーディング力をアップさせることができる、テッパン勉強法について解説してきました。

  • リーディング勉強を始める前に、単語・文法・音を学習しておく
  • 少し簡単だと感じるレベルから始める
  • 量より質
  • 日本語と英語では語順が違う
  • 英文はスラッシュで区切り、塊ごとに前から訳す
  • 主語と動詞を見つける
  • 何が何を修飾しているのか確認する
  • 筆者が一番伝えたいことを見抜く
  • 音読で仕上げる
KIKO
KIKO

Practice makes perfect!(継続は力なり)
応援していますよ!!

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