- 英語はそこそこ聞けているはずなのに、試験の問題が解けない。
- 音読トレーニングはしているけれど、リスニング力が上がった気がしない。
なんていう経験はありませんか?
リスニング力の伸び悩みを感じた時こそ、ディクテーションの出番です!
ディクテーションとは、流れてくる音声の文字起こしをすることです。
ディクテーションをすることで、聞き取れていない部分を可視化することができます。
つまり、自分のリスニングの弱点を発見することができるんですね!
今回は、ディクテーションのやり方を分かりやすく解説していきます。
- ディクテーションの目的と効果
- ディクテーションを行う時のポイント
- ディクテーションのやり方
自分の弱点を洗い出し、今後の学習のヒントにしていきましょう。
ディクテーションの目的と効果
ディクテーションの目的はただ一つ、自分のリスニングの弱点を見つけることです。
聞き取った英語を書き取ることで、何が聞けていて、何が聞けていないのか、はっきりと分かります。
ですが、ディクテーションはあくまで弱点発見のためのツール。
ディクテーションをしたからと言って、リスニング力はアップしません。
リスニングを上達させるのはトレーニングです。
ディクテーションをした後に原因の分析とトレーニングを行うことで、リスニング力が伸びていきます。
ちなみに、聞き取れない原因は5つあるので、分析は丁寧に行いましょう。
ディクテーションを成功に導く3つのポイント
ひとつずつ解説していきますね。
教材
教材については、更に2つのポイントがあります。
- 自分に合ったレベルの音声を使う
- スクリプトと日本語訳が載っているものを使う
レベルが高すぎると、当然、聞き取れない部分が多くなりますよね。
ディクテーションは原因分析とトレーニングもセットで行っていくので、聞き取れない部分が多くなると、トレーニングまでこなすのはひと苦労です。
途中で挫折しないためにも、自分のレベルに合ったものから順にステップアップしていきましょう。
スクリプトというのは、音声で話される英語の原稿(文字)です。
ディクテーションの答え合わせにスクリプトは必須になります。
また、日本語訳もスクリプトと一緒に載っている教材があると便利です。
聞き取った話の内容(自分の理解)が合っているか確認することができます。
これらの条件を満たす教材でオススメなのが、英検の過去問題集のリスニングパートです。
英検はレベル別になっているので自分の力量に合わせやすいですし、どこの書店でも手に入ります。
スペル
ディクテーションをするときは、スペルの正確さは気にしないようにしましょう。
ディクテーションの目的は、聞き取れない部分を見つけることです。
聞き取れているのであれば、最悪カタカナでもOKです。
聞く回数
音声を聞く回数は、最大5回までにします。
5回聞いても聞き取れない部分は、潔くあきらめましょう。
完璧に聞き取ることを目指すのではなく、聞き取れなかった部分に注目しましょう。
ディクテーションのやり方|7ステップ
では、いよいよディクテーションのやり方を解説していきます。
今回は初心者~上級者まで、誰でもしっかり効果が上がるオーソドックスなやり方を、7ステップで説明していきますね。
この時は聞くことに集中する。
文字起こしはしない。
ノートには1行飛ばしにメモを取り、聞き取れなかった部分も大きめの空白にしておくと、後から書き足しやすいです。
聞き取れなかった部分がまだあっても、書き取りはここで終了する。
聞き取れない原因は5種類あります。
ディクテーションで空白になった部分ごとに原因を分析し、原因に合ったトレーニングを行いましょう。
具体的な分析の仕方、トレーニングの仕方はこちらの記事で紹介しています。
参考にしてみてください。
英語が聞き取れないのはなぜ?5つの原因と見つけ方まとめ
今回は、ディクテーションの目的と効果、具体的なやり方について解説してきました。
- ディクテーションはリスニングの弱点発見ツール
- 自分のレベルに合った教材を使う
- スクリプトと日本語訳のついた教材を使う
- ディクテーションをする時、スペルは気にしない
- 聞く回数は最大5回まで
- ディクテーションをした後は、聞き取れなかった原因を分析する
- 原因に合ったトレーニングでリスニング力を伸ばす
ディクテーションでリスニングの弱点を洗い出し、効率よく補強していきましょう。
A journey of a thousand miles begins with a single step!
(千里の道も一歩から)